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『ラハイナ』深沼元昭全曲解説
  1. 裸足だって
僕は基本的に車が好きだ。ただ、がちがちにチューンしたりとか年間3ヶ月は修理 で預けてるようなエンスー車に乗ってたりとかするわけでもないので「車での移動が好き」と言い換えてもいいかもしれない。で、18歳のときに買った車両価格25万 円のスカイラインから、現在の、ニール&イライザ堀江氏の言うところの世界一彼が嫌いな車まで6台の車を乗り継いでいるのだが、何故かシートがバケット型のスポー ツシートか電動シートかそのどちらかであることが多かった。どっちもそれに適さないので、僕は1度もカー・セックスをしたことがない。がたん!と倒すからいいので あってういーーーんと倒れていくのを見ている間に気分は萎えていってしまうものだ。 バケットは言うに及ばず。今は電動スポーツシートなので最悪である。でも、なんで わざわざ車でやる必要があるんだ?バッカじゃねえの?そう馬鹿である。僕の歌に男 女が揃って登場するときは、その殆どが愛すべき馬鹿ップルである。周りが見えてい ない、ということは本当に詩的で美しいことなんだと思う。メロウヘッドも最高に周りが見えていない馬鹿で美しい音楽を造れる場になっていけると良いと思う。残りの ミュージシャン生命のようなものがあるとすれば、これに懸けるしかないな、という決意をさせてくれた1曲である。

2. ラハイナ
「ラハイナ」という地名には「過酷な太陽」という意味があるらしい。北国生まれである僕は南国イメージへの憧れが強烈にある。とくに弱いのが夕日と椰子の木のデ ザインで、Tシャツやらステッカーやらその手の物を見つけると脊髄反射で買ってし まう悪癖がある。あのデザインには全てが許されてしまう脳天気な包容力を感じてしまって止まない。気まずいテンションが僕の部屋に漂うとき、僕の目は冷蔵庫に貼ら れた夕日と椰子の木のデザインのステッカーに留まっていることが多い。歌の舞台は もちろん例のラハイナではない。作曲中はずっとturner car氏に脳内で歌ってもらっ ていた。実際の音となってそれが現れたときには、大袈裟だけど、音楽をやっていて 良かったとすら思った。

3. ドリフター
僕は基本的に車が好きだ。ただ(以下略)。「ホントはとっくにミュージシャンな んてやめてるはずだった」的な発言をくり返していた時期があった。それは本当に本 音であり、常識とか安定とかそういう類の言葉にもアレルギーは全くない。ドリフト 走行はハンドルの切っている方向やタイヤの動きと車の挙動が一致していない状態で ある。基本的には殆ど全ての局面でグリップ走行(タイヤがしっかり路面とコンタク トを保っている)の方が速い。しかしドリフトの恍惚感には多くの人が虜になってい る。多少迷惑がられながらだけど。途中まで何とかグリップ走行していた僕の人生も どこかで強烈なドリフト状態になっていたようなものだと思う。曲中の主人公は一流 商社に勤めているのだが、週末になるともう一台の愛車180SXに乗り込んでギャ ラリーの待つステージへと向かっていってしまうのだ。

4. マージ
こうして新しいことを始めるときに本当に強敵になるのが過去の自分である。仮想 敵「カリフォルニア・ソロウ・キング」をサンプルしながら、その拙さに苦笑しなが らもその勢いに少々の嫉妬もある。しかし古い写真のなかでグーをだしてる相手にパー をだして勝ち誇ってもしょうがないし、チョキをだしても笑いはとれない。だから僕 は今現在メロウヘッドとして音楽を造っていくことに決めたのであり、はっきり言っ てとても楽しい。グッド・ルーザーになれるほどの大人げはまだないのだ。


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