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『エンプティ・ハンズ』深沼元昭セルフ・ライナーノーツ
 今回のシングルの表題曲「エンプティ・ハンズ」とカップリング曲「加湿器の水」はどちらも「夜明け」を舞台としていて、ある意味では対になっている作品です。僕らは必ず間違ってしまうし、それを乗り越えたり、忘れたり、受け入れたりするときに、夜が明けていく、という(それ自体はごく日常的な)事象の力を借りる必要があることがあるんだ、というモチーフも共通だと言えます。登場人物が一人なのと相手がいるのが2曲の違い。彼らは、彼ら全員にやがてやってくる夜に臨んでも、これは単なる繰り返しではないんだ、と思える何かを手に入れたいと思っていて、それは作っている僕自身がまた思っていることでもあります。
 メロウヘッドにおいてリードボーカルに他のアーティストをフィーチャリングすることは今までも少なくなかったのですが、「エンプティ・ハンズ」は尊敬するアーティスト、佐野元春さんに歌っていただいています。以前僕がやっていたバンド、プレイグスで、佐野さんの楽曲「水上バスに乗って」において共演して以来のコラボレートです。当時はあらゆる意味で自分たちが未熟であったことを痛感し、また間近で見ることができた佐野元春というアーティストに非常に魅力を感じました。「いつか、多少でも成長したときにもう一度!」という思いはずっと抱いていたので、それが実現したのはとても嬉しいことです。
 どちらの曲もギターでストレートに作曲したので、僕自身のルーツとなる音楽の流れに近い作風になりました。もちろん新しい音響的なアイデア等も盛り込んではいるのですが、進歩と回帰が同時発生したような印象が自分としてはあります。メロウヘッドはほとんど一人の作業によって生み出されている音楽です。当然そこには個人の限界による綻びやムラなんかも出てくるでしょう。しかし、そういったことも全て含めて、自分の表現の場としてのメロウヘッドをこれからも提示していきたい、と思っています。その最新作が、「Another day another place」のリミックスも含めた、この3曲です。

 

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